18金ペン付ショートタイプ万年筆「エリートＳ」が発売されたのは1968（昭和43）年。エリートＳはアルミキャップ、大型18 金ペン、カートリッジ式インキ供給方式、携帯に便利なショートタイプなど、パイロットの万年筆技術を集大成したものでした。キャップをとればすぐ書き出せるショートタイプ万年筆として大ヒット。また、大橋巨泉の出演したテレビＣM は、“はっぱふみふみ…” “短びのキャプリてとれば…” などの摩訶不思議な言葉が若者に受け、当時の時代の最先端をゆくＣM として、今でもテレビ広告史上の傑作に数えられています。1970（昭和45）年開催の大阪万博 “EXPO’70” を記念したタイムカプセルの中にエリートＳが収納されました。
現在、そのDNAを受け継いだ「エリート95S」が復刻版として販売されています。