株式会社パイロットコーポレーション

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営業の概況

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2023年12月期 2023年6月期

営業の概況(2023年6月期) 業績の概況

当第2四半期連結累計期間(2023年1月1日~2023年6月30日)における経済環境は、国内においては新型コロナウイルス感染症に伴う各種制限が撤廃され、外国人観光客や行動制限のないイベントの増加等もみられ、社会経済活動は概ねコロナ以前に回復しました。反面、国内外において、ロシアのウクライナ侵攻の長期化に伴う資源・エネルギー価格の高騰による物価の高止まりや世界的な金融引き締めに伴う為替変動等が、各国の景気に影響を及ぼし消費活動が停滞する等、先行き不透明な状況が継続しております。
このような環境の下、当社グループにおきましては、国内では訪日客の増加や消費者の購買マインドの回復により市場が活性化しつつあり、また海外では、緩やかではあるものの、停滞感が強かった先進国の主要マーケットの需要増加の気配や新興国の伸長等もあり、全体的に市場は回復基調となりました。加えてグループパーパス「人と創造力をつなぐ。」の理念に基づく市場ニーズを捉えた高付加価値商品である「フリクションボールノックゾーン」等の次世代の製品群も好評をいただいております。また本年3月には「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)提言」に賛同し、気候変動関連リスクと機会に関する開示を充実させ、サステナブルな社会の実現への取組みも着実に進めております。
(参考URL 当社気候変動対応 https://www.pilot.co.jp/company/ir/csr/environment/climate.html

(日本セグメント)

国内のステイショナリー用品事業においては、次世代のフリクション「フリクションボールノックゾーン」やブランドとのコラボ商品の限定品が話題を集めました。また店頭連動型ネット広告をはじめとした各種キャンペーン等を通じ、当社の独自の技術力によって生み出された「シナジーチップ」を使用した高付加価値商品群の拡販に努めました。ステイショナリー用品事業の輸出においては、アセアン諸国や東アジアを中心にコロナ禍からの復調が続き、売上が伸長しました。玩具事業においては、主力商品である「メルちゃん」シリーズや「おふろのおもちゃ」シリーズが前期の価格改定前の需要増による影響で前年を下回りましたが、実需は堅調です。産業資材事業においては、当社のセラミックスにおける微細な形状の押出成形・焼成といった技術が高い評価を受けており、順調な推移を続けております。

「ジュースアップクラシックグロッシーカラー」
「ジュースアップ
クラシックグロッシーカラー」
「フリクションポイントノック04」
「フリクション
ポイントノック04」
「フリクションボールノックゾーン」
「フリクション
ボールノックゾーン」
「メルちゃん」シリーズ
「メルちゃん」シリーズ
「おふろのおもちゃ」シリーズ
「おふろのおもちゃ」シリーズ

(米州セグメント)

米国市場で「G-2(ジーツー)」や「フリクション」シリーズの販売が堅調に推移しました。ブラジル市場においてはホワイトボード用マーカー「Vボードマスター」を中心に伸長が続いています。

(欧州セグメント)

欧州市場では、特に南欧を中心にいまだ購買マインドが回復しない国も見られますが、北欧については堅調に推移しており、各国で筆記具需要に温度差が生じております。

(アジアセグメント)

中国市場は緩やかに回復しているものの、いまだ不透明な状況が続きました。その他の国につきましては概ね好調に推移し、「ジュースアップ」シリーズ等を中心に伸長しました。

「G-2」
「G-2」
「フリクション」
「フリクション」
「Vボードマスター」
「Vボードマスター」
「フリクション」シリーズ
「フリクション」シリーズ
環境配慮商品 (ビグリーン)
環境配慮商品 (ビグリーン)
「ジュース」シリーズ
「ジュース」シリーズ