微細孔セラミックス

アスペクト比200以上の物まで製作可能な高度な押出技術


特徴

高アスペクト比の孔が押出方向に貫通しています。一般的に機械加工では、直径1㎜未満の細孔の場合、アスペクト比(深さ/内径)が5?10以上の深孔は困難とされています。
押出成形技術により、アスペクト比200以上の物まで製作できます。薄肉から厚肉まで自由な肉厚で製作が可能です。


●押出成形品事例

一般的な長さ=100㎜

材質仕上外径仕上内径同軸度公差
(μm)
寸法(㎜)公差(μm)寸法(㎜)公差(μm)
アルミナ
AI2O3

Φ 0.50

± 10

Φ 0.200

± 10

30

ジルコニア
ZrO2

Φ 1.00

± 10

-

-

-

ジルコニア
ZrO2

Φ 1.40

± 10

Φ 0.120

± 5

20

アルミナ
AI2O3

Φ 1.60

± 30

Φ 0.100

± 5

30

ジルコニア
ZrO2

Φ 2.60

± 10

Φ 0.120

± 5

20

1二次加工によりさらに高精度仕上も可能です。
加工例: 外径 Φ2.499 ±0.005 内径 Φ0.125 +1μm/-0


用途

・流量制御部品 ・センサー保持体 ・絶縁体(碍子など)


●製作事例





●薄肉パイプ製作事例


一般的に薄肉パイプ形状を押出成形すると、変形や偏肉のため成形が難しいとされております。
当社は、独自の特殊成形・焼成技術により、パイプ肉厚0.1㎜、長さ100㎜(外径Φ1.3㎜時)の製作が可能です。

●微細孔例

機械加工では困難な微細孔でアスペクト比200以上の製作が可能です。


●アルミナセラミックス製作事例



外径Φ1.0㎜時の孔径製作事例