教科書やノートで大事なところに線を引くときに活躍する蛍光ペン。どうして線が光って見えるのか知っているかな? いろいろな技術や工夫が詰まっている蛍光ペンについて、パイロットコーポレーションに聞きました。
一般的な蛍光ペンの中を見てみよう。中に綿が入っている構造を「中綿式」、ペン本体にインキが直接入っている構造を「直液式」といいます。
「中綿式」は、中綿にたっぷりと染み込んでいるインキが、ペン先をつたって紙などにあてると出てくるしくみになっているよ。
一方、「直液式」は液体のインキが直接入っているよ。この液体のインキが、ペン芯で一定の量に調整されて、ジョイントからペン先につたわるしくみになっているんだ。
ペン芯が余分なインキを一時的に溜めたり、押し戻したりして、本体の外に漏れないようにしています。
蛍光ペンで線を引くと光って見えるのは、インキの中に「蛍光物質」が含まれているからです。
蛍光ペンで引いた線が光って見えるのは、蛍光物質が目に見えない「紫外線」のエネルギーを吸収するから。目に見える「キラキラした光」に変えて出し、それが光っているように見えるんだ。
普通のインキは、この「紫外線」を「キラキラした光」に変えることはできないよ!
「キレイに線が引ける」を極めた蛍光ペン「キレーナ」に詰まった最新技術を見てみよう!
「しなるペン先」で、安定した筆跡幅になります。
また、「キチントガイド」が紙面に当たることによって、
筆圧がかかりすぎません。
特殊な「速乾インキ」ですぐ乾きます。

社名の「パイロット」には、水先案内人という意味があります。 私たちは筆記具の可能性を常に追求し、進化させている水先案内人なのです。 創業から100年以上、ずっと〝書く〞を支えてきました。
パイロットコーポレーションには、化学や設計、製造、マーケティング、販売などさまざまな仕事をする人たちが集まっています。そのみんなの力を合わせて、筆記具を使うすべての人に、書くことの面白さや大切さを届けるため、日々取り組んでいます。最近の蛍光ペンにはたくさんの色や形の種類があるので、ぜひお気に入りを探してみてください。