人気イラストレーター naohigaさん直伝! いつもの旅を3倍楽しめる、 失敗知らずの「旅ノート」術♪

活用術

2021/07/28

人気イラストレーター naohigaさん直伝! いつもの旅を3倍楽しめる、 失敗知らずの「旅ノート」術♪

雑誌やアパレルブランドを中心に活躍するイラストレーターのnaohigaさん。旅先のひとコマを描いた「旅ノート」やセンスが光る「ファッションメモ」など、プライベートなSNS投稿もファンからの熱い視線を集めています。

naohigaさんがフリーハンドで描くいきいきとしたイラストは、マネしたくても初心者にはちょっとハードルが高そうです。 それをnaohigaさんに訊ねてみると「コツさえ覚えれば、誰もが味のあるオリジナル旅ノートができますよ♪ 」とのコメントが! そこで、失敗知らずの「旅ノート」づくりの秘訣を教えていただきました。

step_1
まずは、思いきって道を描く!
ページをまたぐ“線”があると
見開きの一体感が出ます。

私が旅ノートに描くときに大事にしているのは、旅先で「楽しい♪ かわいい♡ 」と感じる素直な気持ちです。 まずは、「楽しかった瞬間」や「かわいいと感じたモノやコト」を柱にして、ノートの白い紙面に完成図をイメージします。 「これだけは外せない!」ものを3つくらいにしぼり込んでみるとよいでしょう。

今回は、私が以前訪れた「お伊勢さんの旅記録」をテーマに、描きたいものを「伊勢神宮」「赤福」「おかげ横丁」の3つに決めました。
さて、ではさっそく描いてみましょう。まずは描きたいエリアの道の線を引きます。「メインの3つ以外は余裕があれば描く」くらいの気持ちでOKです。

【 ここでのポイント❶ 】薄い色 & 太めのペンを使うこと
薄い色にすることで、後から描くメインのイラストや文字などのパーツが重なっても邪魔になりません。 今回は「フリクションライト」の淡い2色を使いました。他にも、薄墨の筆ペンなどを使うと線に強弱が生じて「こなれ感」が出るのでオススメです。

【 ここでのポイント❷ 】ページをまたいで思いきって道を描くこと
線でページをまたぐことで見開きの一体感が出て全体がまとまります。 川や線路があれば描き入れると雰囲気が出ますし、見返したときに想い出がよみがえりやすくて楽しいノートになりますよ。



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[ 使ったペン:フリクションライト(ソフトオレンジ/ソフトブルー)]


 
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[ 使ったペン:サインペン スーパープチ(太字)]

step_2
印象的な3つのモノやコトを
大きめに描きましょう。
色数を欲張らないこともポイント!

メインのイラストは、印象に残った内容を描くと「あなたならではの絵日記感」が出ると思います。 例えば私の場合は、「おかげ横丁の立札の側に居た可愛い招き猫像」「赤福はやっぱりおいしかった」 「伊勢神宮の入り口とてもワクワクした」といった具合。

【 ここでのポイント❶ 】メインの3つを、黒の太字サインペンで大きめに描くこと
地図上の実際の場所あたりに、サインペン「スーパープチ」の太字で大きめに描きましょう。 「太字は描きにくいのでは? 」と思われるかもしれませんが、特にメインのイラストは太字で線の強弱をつけながら描く方が意外とまとまるんですよ。ところどころ黒く塗りつぶす部分をつくることも、画面を引き締めるちょっとしたコツです。得意な絵から描き始めると筆が乗ってくるかもしれませんね。不安な方はこすると消えるカラーペン「フリクションカラーズ」の黒で描くと、消して描き直せるので安心です


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左:メインのイラストは思いきって大きめに! 右:着色は黒+2、3色で、部分的に色を入れる。

【 ここでのポイント❷ 】着色は黒+2、3色くらいにしぼること
思いきって色をしぼると大人かわいくまとまります。今回は「フリクションカラーズ」のエメラルドグリーンとオレンジをチョイスしました。ここでは全てを塗りつぶさないでくださいね。輪郭をなぞるように部分的に着色すると、イラストに陰影が生まれてニュアンスが出ます。

step_3
タイトル文字はメリハリをつけて!
あとは気持ちをラクにして
余白に描き入れていきましょう

メインの絵を描き終えて余白が決まったところで、旅先の名前やタイトルを描き入れます。 ここでも左右のページにまたがって、サインペン「スーパープチ」の中字で「OISE*MAIRI*7/23-25」と描いてみました。 文字サイズに大小をつけたことにもちゃんと理由があります。「メリハリがありつつも統一感が出る」というメリットもあるのですが、実は「少々失敗しても目立ちにくい」「味になる」というもうひとつのメリットがあるのです。

【 ここでのポイント❶ 】マイフォント(書体)を決めおくこと
好みの書体を見つけて、真似して書くのもオススメ。きっちり真面目にトレースしようと考えずに、ラフに描いてみてくださいね。何事も真面目すぎるとかえって面白みがなくなるものです。


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[ 使ったペン:サインペン スーパープチ(中字/細字), フリクションカラーズ(エメラルドグリーン/オレンジ)]

あとは余白に、その他の印象に残っているものや文字をどんどん描き入れていきましょう。

「歴史で習った『おかげ犬』がフラッシュバック」「大きな焼き栗を食べようとしたらコロコロ転がって大笑い!」「五十鈴川の水は、冷たくて気持ちよかった」「砂利を踏む音に振り返ると、神々しく歩いてくる神主さんが…」などなど、ここでもパーソナルな気持ちや感触、ディテールを描くほど、よりオリジナルの日記感が出ます。

【 ここでのポイント❷ 】タイトルと同じフォントを使うこと
「ANKO LOVE♡」「ISE JINGU」など文字を入れる場合は、同じフォントを使うとまとまりますよ。

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step_4
盛り上げたいところは
「マイ・飾りパーツ」で仕上げ!
こなれ感アップのちょっとした秘技です。

まだ余白が気になる部分や、もっと盛り上げたいところに描き込んでいきます!空きスペースがあれば、簡単な旅程を書いておくと、後から見返したときに思い出がよみがえりやすくて楽しさも倍増!こうした小さな文字は「スーパープチ」の細字を使うとメリハリが出ますね。


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左:旅程も旅ノートの大事なエッセンスのひとつ。右:中心を決めてゴールドのペンで輝く線を引く


【 ここでのポイント❶ 】飾りのエッセンスをプラスすること
「ジュースペイント」のゴールドでハートマークや吹き出しなどをプラスすると、「こなれ感」がさらにアップ! キラキラマークや後光のような輝きの線など、シンプルなものでよいので「マイ・飾りパーツ」をいくつか練習しておくと使えますよ。

【 ここでのポイント❷ 】仕上げにサブタイトルをプラス!
「SHORT TRIP」などのサブタイトルを小さく描き加えて完成です!

いろいろなコツをご紹介してきましたが、何よりも大事なポイントは、失敗を恐れないで思いきって描いてみること。ちょっとずつ自信を積み重ねることで、「自分らしい味わいのある旅ノート」をつくれるようになると思います。

気軽に楽しみながらトライしてみてくださいね。



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[ 使ったペン:サインペン スーパープチ(中字/細字),ジュースペイント 細字(ゴールド)]



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naohiga さん イラストレーター
1983年生まれ 山形県出身。日本女子大学住居学科卒業後、グラフィックデザイナーとして6年間働く。2014年イラストレーターとして独立。雑誌や書籍、ブランド、企業媒体などを中心に活動。主な仕事に、雑誌では『ケトル』『Ginza』『Hanako』『&Premium』など 。デパート・百貨店では南町田グランベリーパーク、NEWoMan、ISETANなど。CMでは洋服の青山、JTBなど。

naohigaさんのInstagram公式アカウントはこちら 〉〉〉@naohigaillustrator


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