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「手書き価値研究会」と共同で調査を実施 筆記と読書の関係性に関する調査結果を公表
2025.09.05 プレスリリース
応用脳科学コンソーシアム主催「手書き価値研究会」と共同で調査を実施 筆記と読書の関係性に関する調査結果を公表 「書く」ことと「読む」ことの累積効果によって、読解力が高まる可能性 |
株式会社パイロットコーポレーション(社長:藤﨑 文男)は、当社が参画する一般社団法人応用脳科学コンソーシアム(所在地:東京都千代田区 代表理事:柳田 敏雄/岩本 敏男)が主催する「手書き価値研究会」と共同で、筆記と読書の関係性を科学的に検証する調査を行い、その結果を9月1日(月)に応用脳科学コンソーシアムより公表しました。
今回の調査から、メモなどを日常的に書くことや読書の習慣は、文章の読解力や論理的な思考力に関係するということがわかりました。このことは、書くことと読むことの累積効果を示しており、教育全般における言語力の強化や生涯学習の重要性を示しています。
「手書き価値研究会」は、「紙に手で書く価値」を脳科学の観点から探究し、手書きの良さを科学的に検証することを目的としています。当社では、今後もさまざまな活動を通じて、「書く」ことの価値を高めるための取り組みを進めてまいります。
<発表のポイント>
日常的に本や新聞・雑誌を読む人の方がより多様な場面で書く傾向にあり、多様な場面で書く人の方が本や新聞・雑誌をより長時間読む傾向がありました。また、講義内容を記録する人や、本や新聞・雑誌を普段読む人のほうが国語の読解問題の成績が高くなりました。つまり、書くことと読むことの累積効果によって、読解力が高まる可能性があります。
<発表概要>
一般社団法人応用脳科学コンソーシアムの共同プロジェクト「手書き価値研究会」は、全国の18-29歳の学生、計1,062名を対象として、調査「書字と読書における使用メディアについてのアンケート」を行いました。調査期間は、2025年の3月から8月までです。
「書く」ことについては、大学等の講義記録、および日常における予定管理に分けて、用いる媒体(紙、電子機器)とその使用頻度等を調べました。「読む」ことについては、日常において本や新聞、雑誌等を読むときに用いる媒体や時間を調べました。また、講義記録と予定管理だけでなく、日常的なメモや、ブログ・SNS・日記等を書くことを含めて、読むこととの関連を解析したところ、両者が国語の読解問題の成績に影響することが明らかになりました。
<調査結果詳細>
調査結果の詳細は、一般社団法人応用脳科学コンソーシアムのプレスリリースをご参照ください。
URL: https://www.can-neuro.org/press-release-2025-09-01/
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