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もっと知りたい! ボールペン豆知識

消せるボールペンの色が消えるのはなぜ?

A 専用ラバーでこすった摩擦熱による化学変化により、インキが透明になっているから。正確には消えているのではなく、熱でインキの色が無色透明に変化しています。

パイロットでは持続可能な地球の未来のために、環境にやさしい商品の開発に取り組んでいます。

パイロットの油性ボールペン「スーパーグリップG オーシャンプラスチック」は、長崎県対馬市の海岸に打ち寄せされた「海洋プラスチックごみ」から生まれたボールペン。「サステナブル」が注目されている今、海へ流れ出たプラスチックごみの問題について聞いたことがある人は多いでしょう。

使用済みのビニール袋やペットボトル、使い捨て容器などのプラスチック製品が適切に廃棄処理されないことで、風や雨などにより河川や海に流れ込み、海洋プラスチックごみとなります。海洋プラスチックごみは、長い間海中を漂って太陽の光や海水にさらされ、時間が経つにつれて劣化し、マイクロプラスチックと呼ばれる小さな粒になります。それは数百年も海を漂い続けると考えられていて、海を汚染し、海の生き物の生態系に大きな影響を及ぼすほか、海産物を通して人体への悪影響も考えられるのです。

パイロットは20年以上前から、再生プラスチックを素材に使った商品を数多く開発していて、その実績をもとに2020年、筆記具では前例のなかった海洋プラスチックごみを使ったペンの開発に乗り出したのです。

「スーパーグリップGオーシャンプラスチック」のボディは、バネと替芯、グリップラバーを除いた部分のすべてが再生プラスチックでできています。そのうち、ペンを握る「先胴(さきどう)」と呼ばれる部分の一部に海洋プラスチックが使われています。海洋プラスチックは海を漂いながら紫外線や海水にさらされるため、リサイクル後の強度が不安定で、製品の品質を保つためには使用部位やその配合量について細かな調整が重ねられました。

またこの先胴部分は、南の海をイメージさせる淡いブルーですが、これは着色ではなく、さまざまな漂着ごみと乳白色の再生ポリプロピレン材を混ぜ合わせて生まれた色。漂着ごみは、回収場所や季節によって種類や量が異なるため、実は生産時期によって商品の色は微妙に異なります。加えてこの先胴部分にはごく小さな黒い粒が混じることがありますが、これも海洋プラスチックならではのもの。微妙な色の違いや小さな黒い粒は、「本当に海洋プラスチックが使われている証拠」なのです。

きれいな海を取り戻すために、パイロットはできることから少しずつ取り組んでいきます。身近な筆記具選びにも、ぜひ環境に配慮した視点を取り入れてみてください。

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