Interview & 
Message

製品開発

ひとつの製品を一人で担当するから、
この商品を設計したと胸を張って言える。

加藤 寛 Hiroshi Kato
湘南開発センター 係長 
2005年入社
生産機械工学科 卒業

2005年に入社後、筆記具の製品設計担当として湘南開発センターへ。2007年に限定品「Dr. Grip CLアロマ」を担当後、2010年に振ると芯が出るシャープペンシル「デルフル」で自身初となる新商品の設計を担当。その後フリクションボールシリーズ、アクロボールシリーズなどの外装設計に携わっている。ちなみに結婚指輪は万年筆製造で用いられる金属加工技術の結晶である自社ブランドの『Pilot Bridal』。

自分の設計が、商品の品質、性能、
価格、製造のしやすさを左右する。

幼い頃からプラモデルなどのモノづくりが好きで、学生時代も実験につかう道具などを自分で図面を引いて作っていました。卒業後は日用品など身近なモノに携わりたいと考えていたところ、出会ったのがパイロット。就職活動中、会社見学で訪問したパイロットの工場内で、機械がずらりと並び、ものすごいスピードでペンが生み出されていくさまを見たとき「自分の設計したものが大量につくられ世界中へ渡るかもしれない」とワクワクしたのを覚えています。中学生の頃にペンの仕組みが気になり分解した記憶がよみがえったことも後押しになり、入社を決めました。

私の仕事は、シャープペンシルやボールペンの製品設計。基本的には、ひとつの製品につき一人が主担当になるため「この商品を設計した」と胸を張って言えます。家族や友人に自分の設計した商品をプレゼントしたこともあり、やりがいにつながっています。
とはいえ、設計業務は毎回難航します。企画部門やデザイン部門と仕様を練っていくのですが、デザインを優先すればコストが合わない、部品点数を増やすと組み立てにくくなるなど、相反する条件を両立させる難しさがあります。自分の設計によってその商品の品質、性能、使いやすさ、価格、製造のしやすさが決まるため、責任は重大。しかし、苦労するからこそ、商品が店頭に並んだときは大きな達成感を得られます。

新しい機構を開発し、
何十年も愛される商品をつくりたい。

入社以来、既存商品の設計変更などを主に行っていましたが、初めて新商品の設計を担当した「デルフル」のことは今でもよく覚えています。「デルフル」はその名のとおり、振ると芯が出るシャープペンシル。ボールペンのノック機構を取り入れた「ダブルノック」と呼ばれる新しい機構の開発から担当しました。先輩たちと「こんな機構ができたらおもしろいね」という話から、私が試作を担当。通常、製品づくりの流れでは企画部門から設計部門へ「こんな製品をつくりたいんだけど、設計できそうですか?」と話が進むのですが、そのときは「こんな技術が出来たんだけど、商品化できないですか?」といつもと逆の流れで商品化していきました。企画の方も喜んでくれ、その後はとんとん拍子で話がまとまっていきました。

初めての設計ということもあり勝手がわからず、生産時に大変なこともありましたが、世にでたときは嬉しかったですね。残念ながら現在は販売していないため心残りはありますが、この経験を糧に何十年と愛されるような商品の設計に携わりたいです。

現在はモノづくりの知識を向上させるため、CADや解析について学んだり、加工現場に足を運んだりと、日々情報や知識を吸収しているところ。さまざまな条件をクリアできる最善の設計をし、より良いものをお届けできる設計者を目指しています。

先輩からのメッセージ

1日のスケジュール

  • 8:50
    出社 メールチェック
  • 9:30
    設計業務。製図、仕様書の作成、新機構の研究
  • 12:00
    部署内のメンバーと食堂にてランチ
  • 13:00
    新製品の構造や新機構案をグループで検討
  • 15:00
    生産上の改良点について、製造部門との打ち合わせ
  • 18:00
    試作品の性能確認
  • 19:00
    退社。2人の子供をお風呂に入れ、寝かしつけ後にテレビを見てゆっくり過ごす。
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