パーパスの制定
当社グループを取り巻く事業環境は、世界的に進む筆記具のデジタル化や消費者の購買チャネルの多様化等、激しい変化への対応、さらにサプライチェーン上の様々なリスクへの対策や社会的課題の解決も求められております。当社グループはこれらの変化に適切に対応し、経営を進めるため、その存在意義を改めて定義し、揺るがない経営の志とするために、下記パーパスを制定し、それを基に中長期のビジョン、計画を策定いたしました。今後は、世界中の従業員をはじめとするステークホルダーの皆様とこのパーパスを共有し、当社グループの持続的な成長と、環境・社会問題の解決に貢献する取り組みを進めてまいります。
〈パイロットグループ パーパス〉
人と創造力をつなぐ。
伝える、考える、学ぶ、遊ぶ、生みだす人を、支えよう。
独自の技術とアイデアで、人の創造する力を自由に拡げよう。
一人ひとりの人生に、知的な喜びと、文化的な体験を届けよう。
2030年ビジョンの策定
当社グループの長期的な方向性につきまして、パーパスに基づいた将来達成されるべき姿からバックキャストし、下記を2030年ビジョンとして定めました。
〈パイロットグループ 2030年ビジョン〉
世界中の書く、を支えながら、
書く、以外の領域でも人と社会・文化の支えとなる
- グローバル筆記具市場No.1 ~ 海外事業拡大・国内シェア堅持
- 非筆記具事業を第2の柱として成長 ~ 売上高構成比25%
- 環境・社会・従業員への価値提供 ~ 持続可能な地球・社会づくりへの貢献
ステイショナリー事業においては、国内市場のシェアを堅持しつつ、海外市場での更なる事業拡大を実現し、揺るぎないグローバル筆記具市場No.1の地位を確立します。また現在の玩具、産業資材に加え、新たな事業を創出・成長させることで、2030年までに非筆記具事業の売上高構成比を25%に拡大し、世界中の人々の人生のあらゆる局面で価値を提供できる存在を目指してまいります。同時に、地球環境や地域社会に対する貢献・価値提供と、当社従業員が心身ともに健康に働くことができる職場環境を実現し、2030年へと向かってまいります。