感想をおくる

毎朝目が覚めて「今日も絵が描きたい」と思える瞬間が、何よりの幸せ[risa さん /イラスト]

毎朝目が覚めて「今日も絵が描きたい」と思える瞬間が、何よりの幸せ
[risa さん /イラスト]

2025/12/17

      

個性や日常の中にある美しさをもとに、雰囲気を大切にしたタッチでイラスト作品を描くrisaさんをご紹介します。

あなたの創作活動について教えてください

海外で暮らしていたとき、現地で出会った人々が、人の目を気にせず好きなことを自由にやっている姿に触れて、「自分は自分のままでいいんだ」と楽になり、価値観が大きく変わりました。そうした体験から、人間の個性や日常の風景に強く惹かれるようになり、「Sketch in the city」というテーマを掲げ、世界各国の街角で出会った人々や何気ない瞬間を描いています。主題そのものよりも、そこに流れる余白や空気感を大切にしています。制作では、まずノートやメモにペンでスケッチを行い、後からiPadで色を加えています。時にはスケッチブックに色鉛筆やオイルパステルを用いることもあり、どの作品にも手描きならではの温かさを残すよう心がけています。

創作のアイデアは
どのように生まれてくるのでしょう?

街を歩いていると、犬の散歩をする人や、家族や友人と楽しそうに過ごす姿など、何気ない瞬間に心を動かされます。アイデアはが生まれてくるのは、そんな日常の中から。そうした光景の中にあるその人らしさや空気感を感じ取って、スケッチに描きとめることが多いです。また、自分自身の思いや経験から発想が広がることもあります。海外生活のさまざまな場面で私自身が元気をもらったように、日々の中で感じたささやかな瞬間を描くことで、誰かの心にそっと寄り添える作品を届けたいと思っています。

作品を創る上で
心掛けていることを教えてください

大切にしているのは、その瞬間に感じた雰囲気を「ありのまま」描くこと。線が少しゆがんでいたり、形が正確でなかったりしてもいい。イラストを描くときは完璧を目指さないことを大事にしています。人物を描くことが多いのですが、あえて目を描かず、見る人それぞれが自由にキャラクターの感情を想像できるようにしています。また、英語の文字を添えることもあって、その際は思わずクスッと笑えるような、少しユーモアのある言葉選びを心がけています。

あなたにとって「かく(書く・描く)」こととは?

描くことは、私にとって日常そのもの。毎朝目覚めて「今日も絵を描きたい」と思える瞬間が、何よりの幸せです。朝には「5 minutes morning sketch」と題して、5分だけ自由にスケッチを描くことを日課にしています。その短いスケッチが後に作品へとつながることも多く、日々の積み重ねが私の表現の出発点となっています。

創造力の源は何ですか?

イラストを描くようになってから、少しずつありのままの自分を受け入れられるようになりました。完璧でなくても、自分の「好き」を信じて、1日1日の小さな幸せを大切に過ごすことが、心を豊かにしてくれます。そんな日々の尊さを、イラストを通して伝えられたらと思っています。

photoトップメイン:「カリフォルニアで過ごす人」をテーマにした作品。 photo1:「80年代のNY」。 photo2:創造力の源となるアイデアスケッチ。 photo3:「日曜日の午後」。 photo4:アメリカのカフェにて、心が動いた瞬間を描きとめる。 photo5:韓国の地下鉄でのスケッチ。

risa さん
risa さん
もともと絵を描くのが好きで、コロナ禍をきっかけにイラストを描き始めました。個性や日常の中にある美しさをもとに、雰囲気を大切にしたタッチで表現しています。現在は神戸を拠点に、アメリカでの展示をはじめ、国内外で幅広く活動しています。

この記事をシェアする